2018/01/13

モーテル経営者が長年見続けた、最上のセックスとは?

「わたしはモーテルを経営して15年になる。その間、カップルたちが、ぶっつけ本番でおこなう最上のセックスを、ありとあらゆる性的逸脱の大多数を目撃し、研究してきました」

米ニュージャーナリズムの旗手と持てはやされた書き手、ゲイ・タリーズのもとに、こんな奇妙な手紙が見知らぬ男から届いたのは今から37年前。男は複数の部屋の天井に通風孔と見せかけた穴を開け、利用者の観察日記をつけていると言う。

“覗き魔”男は当初は実名での公表を拒んだが、年月を重ねてモーテルも売却し、すべてを明らかにしてよいとなった昨春、「ニューヨーカー」にタリーズの書いた抜粋記事が掲載されると大きな反響を呼んだ。

だが本の刊行直前、ワシントン・ポストが日記の信憑性を疑う記事を出した――。刺激的な内容のみならず、数々の話題を振りまく『覗くモーテル 観察日誌』(原書名:THE VOYEUR’S MOTEL)。「ニューヨーカー」掲載時より注目していたエッセイストの青山南氏の解説全文を掲載する。・・・全文は、